我が家では、スノーピーク アメニティドームを愛用しています。高価なイメージのあるスノーピークですが、エントリーモデルであるアメニティドーム(S・M・L)は価格が低めに設定されています。ボクは旧モデル(SDE-001)を使用していますが、基本を押さえた使いやすい製品だと感じています。※現在は、アメニティドームMに買い換えました。
スノーピークアメニティドームヘッドクォーターキャンプ場

うちでは家族4人(大人2人・子供2人)で使っていますが、充分な広さが確保されています。アメニティドームならば設営と撤収も一人で可能です。キャンプ初心者やファミリーキャンプにもオススメできるバランス良いテントだと思います。 
スノーピークアメニティドームヘッドクォーターキャンプ場1

2015年12月にアメニティドームM(SDE-001R)が発売されましたが、基本設計はベースモデル(SDE-001)と同様です。旧モデルのアメニティドームではワンサイズのみの設定でしたが、今回からSMLの3サイズ展開が始まりました。キャンプスタイルに合わせた商品選択が可能になったことはユーザーにとって喜ばしいことだと思います。今回のブログではアメニティドームの特徴(レビュー)・新旧モデルの比較・設営の流れについてご紹介します。
スノーピークアメニティドームヘッドクォーターキャンプ場2



スノーピーク アメニティードームの特徴

我が家がアメニティドーム購入に至った最重要ポイントは、シンプルで機能的なデザインにあります。キャンプ場で目を引く存在ではありませんが、機能美が感じられるテントです。カジュアルな雰囲気でキャンプを楽しむことができる製品だと思います。

アメニティドームはキャンプ初心者でも簡単に設営できるように工夫された造りになっており、初めてキャンプをする方やファミリーキャンパーにも安心してオススメすることができるテントです。
スノーピークアメニティドームウイングタープ

スノーピーク アメニティドームは、SMLの3モデルで展開されています。ボクが保有していたSDE-001は、現行のMサイズとほぼ同じ大きさになります。うちでは大人2名+子供2名で使用していますが、充分な広さが確保されています。

アメニティドームは、エントリーモデルとして購入し数年後に買い替えを検討しても、ヤフオクの中古相場が高値で安定しているので損をしないと思います。
スノーピークアメニティドームケルティタープ1

アメニティドームMの床面積は、270cm×270cmです。大きさは4畳半をイメージしていただければよいと思います。Mサイズの収容人数は、大人2名と子供3名・大人だけでの使用では最大4名までが限度だと思います。これ以上の人数を想定するようでしたら、Lサイズを検討したほうが賢明です。
スノーピークアメニティドームフロアマット

コールマン等他メーカーのテントとの比較でしばしば室内高が低いとの指摘がありますが、アメニティドームMの室内高は150cm確保されているので登山用テントにあるような圧迫感はなく、小学生でしたら立ち上がって移動出来る程度の高さが確保されています。
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内部には別売りの専用フロアマットを敷いています。フロア全体をカバーできるサイズでクッション性が確保されており、芝生のサイトならば、このまま寝袋を置いて寝ることができます。専用設計なのでずれることが無く、設置と撤収が簡単です。我が家のように小さな子供のいる家族には特にオススメできるオプションだと思います。

収納サイズが大きいところが気になる方は、サーマレストのようなマットを使用したほうが良いかもしれません。
スノーピークアメニティドームフロアマットセット1

大人が立てるほど室内高が高いテントもありますが、悪天候時のキャンプでは風によるダメージが最も深刻です。アメニティドームでは、地上高を低く抑えた丸みあるシルエットを採用しており、風がテントの上を効率よく抜けるように設計されています。

大人ではテントのなかを立って歩くことは出来ませんが、我が家では150cm室内高でも不便を感じたことはありません。強風時のキャンプでも安心して眠ることができるというメリットは非常に大きいと感じています。
スノーピークアメニティドーム1

ジュラルミン素材のフレームは、耐久性が高く軽量です♪このフレームは強風もしっかりと受け止め、程よくしなることでストレスを逃がします。端がゴールドになっている2本は、対角線上に使用するメインのポールです。

安価なテントでは、このあたりの品質に大きな差が生まれているようです。テントの使用回数が増えるとフレームが歪んだりジョイント部分が破損してしまうといったトラブルを良く耳にしますが、うちのアメニティドームでは通算20回ほどの使用でも不具合はありません。
スノーピークアメニティドームフレーム

インナーテントは3本のフレームで自立するよう設計されています。生地の強度や縫製もしっかりとしている印象です。床部の生地の立ち上がりも充分確保されており、フライシートを被せてしまえば雨の跳ね返りも心配ありません。
スノーピークアメニティドームインナーテント
メインの出入口は大型Dパネルなので、子供でも楽に出入り可能です。ジッパーによる生地の挟み込みも少ないと思います。気温が高い時期は前後の入り口をメッシュにしておくことで風が良く通るようになり、涼しく過ごすことができます。
スノーピークアメニティドーム内部

変形五角形の前室は、靴や夜露で濡らしたくない物を入れておくことが出来る重要なスペースです。フロントパネルは巻き上げておくことが出来ます。アメニティドームの前室は、2名で利用するならばロースタイルのテーブルとチェアを置いて食事をすることができる程度の広さです。
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風向きに応じてフロントパネルを閉じ、横から出入りする設定も可能です。
スノーピークアメニティドーム前室

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しかしながらアメニティドームMの前室には、親子四人で食事ができるほどのスペースはありません。快適に過ごすためには、やはりタープは必要だと思います。
うちではケルティノアズタープ12feetをメインで使用しています。ウイングタープは設営も早く張り姿も美しいというメリットがありますが、強風時の使用には注意が必要です。
スノーピークアメニティドームケルティタープ2

天井部分も2ヶ所メッシュにすることができるので、暑い季節も温度調整が可能です。
スノーピークアメニティドームベンチレーション1

収納時は巻いて留めておくことが出来るようになっています。細かいポイントですがユーザー目線で良く考えられていると思います。
スノーピークアメニティドームベンチレーション2
 
フライシートにもベンチレーション(赤い部分)が設けられているので、冬場も結露が付きにくく内部は快適です。アメニティドームにはそこそこの保温力があるため、気温の低い季節でも使用しています。
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天井部分はフックがかけられるループが付いています。うちでは照度調整可能なブラックダイヤモンド オービットを室内灯として使用しています。小型・軽量でテント内でも使いやすいサイズです。夜になると照度を一番弱くして朝まで点けています。
スノーピークアメニティドーム天井
アメニティドームの防水性は、「どこを計測しても最低1,800mmミニマム」なので非常に安心です(一般的な雨傘は500mmミニマム程度です)。夜中に強い雨に降られた経験が何度かありますが、浸水は全くありませんでした。アメニティドームは、強風や雨などの悪天候に対してアドバンテージがあるテントだと思います。メーカーのモノ造りに対する情熱が感じられる製品だと思います。


アメニティドーム新旧モデルの違い

新モデルのアメニティドームM(SDE001R)では、やや全高が低くなり風の影響を受けにくい形状に進化しています。
アメニティドームM(SDE001R)

メッシュ部分のレイアウト変更により通気性も向上しました。サイドポールの色分けに緑色が追加されたことにより更に設営がしやすくなっていると思われます。上部のベンチレーションがなくなり、サイドポケット位置・入り口パネルの仕様が変更されています。細かい点では、ベンチレーターが開閉式に形状変更されています。冬場の使用にアドバンテージがあります。
アメニティドームM(SDE001R)1



スノーピークアメニティドームの設営方法

スノーピークアメニティドーム設営1
まずは、アメニティドームのインナーテントを広げます。次に、端がゴールドになっている2本のXフレームを連結して繋ぎ、テント天井部分のスリーブを通します。
スノーピークアメニティドーム設営2
Xフレームの先端にインナーテント四隅に付いているピンを差し込んでいきます。(Xフレームのコーナーテープは黄色です。)
スノーピークアメニティドーム設営3
二本目のメインポールも同様にピンを差し込むとインナーテントが立ち上がります。次にサイドフレームのポールにもピンを差し込みます。(サイドフレームのコーナーテープは緑)四隅とサイドには、ペグを打ち込みます。現行のアメニティドームでは、ポールサイドも緑色になっており、以前のモデルよりも判り易くなっています。
スノーピークアメニティドーム設営4
本体についているプラスチックフックをフレームに全て引っ掛けていきます。インナーテントに適度にテンションがかかりダブつかなくなります。
スノーピークアメニティドーム設営5
前後を確かめてフライシートをテントサイドに置き、前後に回りこみながらインナーテントの上に被せていきます。(2人であれば前後に分かれて作業しましょう。)
スノーピークアメニティドーム設営6
前室ビルディングテープを接続します。
スノーピークアメニティドーム設営7
前室用フレームを連結してゆっくりとスリーブを通します。
スノーピークアメニティドーム設営8
前室用フレームの両端にピンを差込みます。
スノーピークアメニティドーム設営9
フライシート4端のバックルをとめていきます。
スノーピークアメニティドーム設営10
サイドのバックル2つも同様にとめます。
スノーピークアメニティドーム設営11
全てのコーナーをペグダウンします。
スノーピークアメニティドーム設営12
前室(2箇所)・後室(1箇所)のゴムループにもペグを通して打ち込みます。
スノーピークアメニティドーム設営13
最後に前室ビルディングテープのバックルを外し、テープをまとめてコーナーポケットに収納します。所要時間は、慣れてしまえば20~30分程度です。





詳しいスペックやレビュー等は、下記を参考にしてみてください。


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